スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

SSH 韓国海外研修 3日目





10:00-国立果川科学館・施設見学など
13:00昼食
14:00-ホスト家庭と市内見学

 1月25日(日),今日は授業を行わず,韓国の科学館とソウル市内見学です。
 バディと一緒に5名の慶祥生,昨日一緒に授業を受けた安養外国語高校の生徒,合わせて20名が国立果川(カチョン)科学館に集合しました。安養周辺の各ホームステイ先から地下鉄を使って大公園駅に着く5番出口の目の前が科学館です。周辺には現代美術館,動物園,海洋館などがあり,韓国内最大級の教育施設地域になっています。
 国立果川科学館はその広大な敷地で一際大きく目立つ施設です。直径20メートルはありそうなドームのプラネタリウムや鉄道展示などを付属した,韓国の一大科学教育施設として,日曜などは家族づれや中・高生で非常に混雑する人気施設とのことです。
 生徒は,男子と女子などのいくつかのグループに分かれ,思い思いに見て回りました。科学体験コーナー,ロボットアトラクション,企業の研究特別展示などの体験的コーナーでは,互いに日,韓,英語を交え,意思疎通を図りながら操作したりしています。
 韓国の原子力技術,航空ロケット技術などの科学技術コーナーでは,日本の科学技術との類似したイメージで理解を深めました。韓国の動植物の生態系や化石展示では日本との差異が微妙にあり,近くても島国と大陸の土地柄の違いを感じとっていたようでした。

【報告:大野弥子(2年生)】
 3日目は安養の隣町の果川(カチョン)市にある国立果川科学博物館に行きました。 科学館はとてもとても広くて,最先端の技術のものも,伝統的な技術のものもありました。最先端のものでは,テレビの前に立ち,それをセンサーが感知するとリモコンを使わず手を動かすだけでゲームができるというものを体験しました。BIOLOGY部門ではワトソンやクリックなどDNAや細胞に関しての偉人たちの写真の中にiPS細胞を発見した山中伸弥教授がいらっしゃって,日本人としてとても誇りに思いました。日本の科学技術も世界に通じるのだと実感しました。伝統的なものでは三国志の時代で使われていた時計など,時代を感じるものがたくさんありました。身近にはここまでの規模の施設はなく,グループの子たちも小さい頃に何度も来ていたということで,日本にももっとこのような科学に触れあう場が増えたらいいと感じました。
 午後は自由行動で,女子グループは明洞(ミョンドン)や仁寺洞(インサドン)に行き,とても楽しく充実した一日でした。